Amazon Connectを使ったPINコード伝達機能を作ってみる
はじめに
こんにちは、中村です。 電話やSMSを利用してPINコード認証をしたいケースがあるかと思います。 今回は、Amazon ConnectでPINコードを聞く機能を作成します。
やってみた
想定しているケースは下記のような形です。
- ユーザーがアプリ等で電話番号を入力
- アプリから電話番号をAPIへPOST
- Amazon Connectからアウトバウンドコール
- アウトバウンドコール内で、PINコードを伝達
- アプリにPINコードを入力
今回は、3~5を実装します。テストでは、AWS CLIを利用して、2と同等の機能を実現します。
Lambdaを作成し、Amazon Connectでのパーミッションを許可します。 Amazon Connectインスタンス側の設定は、インスタンスダッシュボードの問い合わせフロー > AWS Lambdaで、関数を選択し、+ Lambda関数の追加をクリックしてください。インスタンスダッシュボードからインスタンスIDをメモしておいてください。
exports.handler = async(event) => { console.log(JSON.stringify(event)); let pin = ''; //PINコード生成の実装(今回はテストとして簡単な実装をしておきます) for (let i=0; i<5; i++) { pin += Math.floor(Math.random() * 11); } console.log(pin); return { Message: '<speak>あなたのピンコードは、<prosody rate="x-slow"><say-as interpret-as="digits">' + pin + '</say-as></prosody>です。</speak>'}; };
次にフローを作成します、今回は下記のような形になります。先ほど作成したLambdaのArnをAWS Lambda 関数を呼び出すに追加します。
Lambda上でレスポンスメッセージを作成しますのでLambdaと接続するプロンプトの再生は、テキスト読み上げ機能で動的に入力するを選択します。
フローが完成したら、保存して発行をクリックして終了です。 追加フロー情報にある、Arnをメモしておいてください。
またAWS CLIで利用するためには、
- 作成されているキューのID
- Amazon Connectの電話番号
の2点もメモしておいてください。
テスト
AWS CLIにてAmazon ConnectでStartOutboundVoiceContactを実行します。
$ aws connect start-outbound-voice-contact --destination-phone-number 'ユーザーの電話番号' --contact-flow-id '作成したContactFlowId' --instance-id 'メモしたInstanceId' --queue-id 'QueueId' --source-phone-number 'Amazon Connectの電話番号'
まとめ
いかがでしたでしょうか。 SSMLの体験は修正する必要がありますが簡単に構築できました。LambdaでSMSの送信機能の追加等も併せて利用できるといいかもしれません。
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